燻製材の違いで味わいも変わる!キャンプ前に事前準備【スモーカー3選も】
みなさん、燻製(スモーク)をしたことありますか?
なかなか、普段やることは少ないと思いますが、キャンプで燻製(スモーク)は、おすすめです
キャンプは、室内ではなく屋外なので、煙が漏れても問題なし
慣れれば、ほったらかしで燻製(スモーク)が作れる
普段、料理の苦手な方も、普段の食材でも、普段と違う特別感を味わえる
燻製は、準備さえしておけば、手軽に楽しむことができます
・食材
・燻製材
・燻製器
食材に関しては、自分が好きなものを用意すれば、問題なし
よく使われる食材としては、ベーコンなどの肉類、チーズ、ナッツなどさまざまです
今回は、燻製材、燻製器に絞って説明します
燻製材には、形状で2種(スモークチップ、スモークウッド)
燻製材の木材の種類で、代表的なもので5種(ヒッコリー、サクラ、ウイスキーオーク、クルミ、リンゴ)あります
これらの使い分けができれば、燻製マスターです
燻製の役割
燻製(スモーク)のには、2つの役割があります
①保存できる期間が延びる
②風味を付ける
①保存できる期間が延びる
燻製の煙によって、食材の表面がコーティングされ、腐りにくくなります
煙には、防腐効果や殺菌・抗菌効果が含まれています
また、食材の水分量が減ることによっても、保存性が高まります
②風味を付ける
ほとんどのみなさんが、目的とされている役割がこれです
いぶされることにより、うま味が凝縮されます
木材によって香りが違い、風味も変わります
香りがつくことにより、食欲もそそられます
燻製材の違い
燻製材には、形状の違いと、燻製材の元になる木材の違いがあります
燻製材の形状の種類には、
スモークチップ、スモークウッド
木材の種類も、代表的なもので
ヒッコリー、サクラ、ウイスキーオーク、くるみ、りんごがあります
スモークチップかスモークウッド
燻製の木材の形状には、スモークチップとスモークウッドがあります
スモークチップは、木材が粉々にされていて、チップ状になっています
それに対して、スモークウッドは、棒状に固められたものです
スモークチップの使用方法
スモークチップは、間接的に熱を伝えて、煙を出します
直接、火をつけるものではありません
チップ状になっているので、量の調節が簡単にできます
価格も安く、燻製を楽しむことができます
また、いろいろな香りの燻製材を手軽に混ぜて、自分の好きな香りを作ることもできます
さっと、高温で、燻製を作ることが得意です
スモークウッドの使用方法
スモークウッドは、直接火をつけて煙を出します
スモークチップのように、別の熱源が必要ありません
スモークウッドは、必要な分量を、折って取り出します
別の熱源を使用しないので、温度がスモークウッド次第です
中、低温での燻製をすることができます
燻製材の種類
燻製材は、さまざまな木を燻製用に加工したものです
木の種類によって、燻製の味わいも変化します
自分の好きな燻製材を、見つけてください
ヒッコリー
ヒッコリーとは、クルミ科の広葉樹です
燻製で王道の素材です
良くも、悪くもクセがないので、どんな食材にも使用できます
初めての燻製は、この素材を使用するのが良いです
さくら
桜の木を、素材にした燻製材です
桜が日本で人気があるように、燻製材としても日本で人気が高いです
他の燻製材と比べ、香りが強いのが、サクラの特徴です
ベーコンなどのお肉類は、特に相性抜群です
ウイスキーオーク
ウイスキーを作る際に使用されている、樽の木を使用しています
ほのかなウイスキーの香りが、食材を引き立てます
淡泊な鶏肉や、チーズ、ナッツ等おつまみとの相性も良いです
ヒッコリーやサクラに比べると、特徴ある香りです
クルミ
くるみの木を素材にした、燻製材です
クセがなく、やさしい燻製に仕上がります
ヒッコリをおとなしくした香りです
くるみは、燻製が、少し苦手な方でも、楽しみやすいかもしれません
りんご
りんごの木を素材にした、燻製材です
りんごの木なので、果実の特有な甘い香りがつきます
マイルドな仕上がりになるので、淡泊な食材に合います
チーズに使用すると、甘みをより感じられます
燻製の温度 3種類
燻製は、大きく「熱燻(ねっくん)」「温燻(おんくん)」「冷燻(れいくん)」の3種類あります
これらの違いは、燻製をする温度です
熱燻(ねっくん)
80℃以上の高温で、燻製する方法です
本来、燻製は水分を減らして、保存性を高めます
しかし、熱燻は、高温、短時間で燻製をするので、水分が減らないので、ジューシーな燻製ができます
温度管理もあまりする必要がないため、手軽です
スモークチップを使用することが多いです
さっと、燻製を楽しみたい方におすすめです
温燻(おんくん)
30℃~80℃くらいの温度で、数時間から1日ほどかけて燻製する方法です
本来の燻製は、この方法が一般的です
時間をかけるほど、うま味が凝縮され、香り高くなっていきます
温度が上がりにくい、スモークウッドを使用する場合が多いです
温度管理がしっかりできれば、失敗が少ない燻製方法です
のんびり、キャンプをして燻製を楽しみたい方におすすめです
冷燻(れいくん)
15℃~30℃くらいの温度で、長時間かけてじっくり燻製する方法です
短くても数日、長ければ数週間かけます
キャンプでの冷燻は、ほぼできないと思いますので、この程度の紹介に留めます
燻製器おすすめ3選
ここで、キャンプで使用しやすい、おすすめ燻製器を3つ紹介します
ソト(SOTO)いぶし処 スモークスタータキット
これさえ、購入すれば、燻製ができる、スターターキットです
燻製器、スモークチップ、スモークウッド、食材を掛けるフックや網、温度計までついています
コンパクトに折りたたみもできて、持ち運び便利です
熱燻、温燻どちらも可能です
価格も、安く、燻製に、これからチャレンジしたい方には、良いです
コールマン(Coleman)スモーカー コンパクトスモーカー
煙が漏れにくい、熱燻の専用スモーカーです
鍋のような形なので、コンロでの使用が可能です
二段構造になっていて、一度の燻製で、多くの食材を設置できます
また、燻製の度合いも段を変えることで、調整できます
煙の漏れを減らしてくれる工夫もされています
スノーピーク(snow peak)スモークマイスター モクーモ
キャンプメーカで人気の高いスノーピークからも、燻製器が販売されています
食材を置く、網が複数枚置ける構造のため、多くの燻製を作ることができます
網が、組み立てた状態で自立するので、燻製の準備や完成後の取り扱いが簡単です
スモークチップ、スモークウッドどちらにも対応します
少々、お高めですが、価格以上の作りこみがされています
まとめ
食材、燻製材、燻製器
これら3つを準備すれば、燻製をすることができます
燻製材関して、はじめは、ヒッコリーのスモークチップがおすすめです
スモークチップなら、ブレンドすることもできます
そこから、自分の好きな香りを探してみてください
燻製器は、おすすめをお伝えしましたが、正直どんなものでも代用ができます
構えることなく、燻製を楽しんでみてください